おじいちゃんへ
いつかこんな日が来ると、
覚悟はしていましたが、実際にこの日が来て、
もう会えないと思うと、やっぱり寂しいです。
でも、おじいちゃんに気持ちを伝える、
最後の手紙としてしっかりと気持ちを伝えます。
おじいちゃんはよく笑って、
よく歌って、よく食べて、
優しくて穏やかな人でした。
私は歌が大好きで、よく歌を口ずさむのは
おじいちゃんに似たのではないかなと思います。
今でも記憶に残ってる歌はバラが咲いたです。
ずっとおじいちゃんは歌っていたので
大好きな歌だと思います。
バラの花言葉は、あなたを愛してますや
愛情などを指すので、私なりの解釈ですが、
おばあちゃんのことを想いながら、何度も
何度も歌ってたんじゃないかな？
おじいちゃんはおばあちゃんのことが
大好きでした。
おばあちゃん家に遊びに行った時はいつも、
おばあちゃんはどこね？と。
おばあちゃんが入院した時は
お母さんはどげんね？
お母さんが具合悪いと、私も元気が出らん！と。
おじいちゃんが転院して目も開けずに
話すことも出来ない状態で、叔母が
『お父さん。お母さんが来たよ。目を開けて。
わかる？』と話しかけると、
おじいちゃんは『マイマザー！』と。
それが最後の言葉になったけど。
おばあちゃんにずっと寄り添って
生きてきたんだなと、
思いやる心を持つおじいちゃんが
築いてきた家族だから、みーんな
平和な家族なんだなと思います。
おじいちゃんに私の未来の家族を
紹介することは出来なかったけど、
おじいちゃんみたいに寄り添ってくれて、
思いやりのある大切にしてくれる人を見つけて
幸せな家庭を築きます！ずっと見守っててね！
私が介護の道を選んだのは、
大切な人の役に立ちたかったからです！
おじいちゃんが姉の結婚式に車椅子で
参列してくれた時、車椅子を押すという
小さなことだけど、おじいちゃんの役に立てた
ことを嬉しく思います。
おじいちゃんが大好きなおばあちゃんのこと。
私達みんなも大好きなおばあちゃんを、
家族みんなで支えていきます。
私も、また役に立てるように、
胸を張って生きていきます。
おじいちゃんとの沢山の思い出は
一生の宝物です。
孫の私達が卓球がそこそこ出来るのも、
おじいちゃんのお陰だよ！！
これからもおじいちゃんみたいに
沢山笑って、沢山食べて、
沢山思い出を作っていきます！
長生きしてくれて本当にありがとう！！
94年間ご苦労様でした。
ゆっくりと安らかにお休み下さい。
孫代表 ○○○
